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中級文法の授業から、授業準備の短縮化を考えてみる

 こんにちは。レンです。
ここまでのブログでは、就職や日本語学校選びに関する内容が多く、肝心の授業に関するものがほとんどありませんでしたので、少し授業に関係するものを書いてみたいと思います。ただ、本ブログのタイトル通り「仕事にする日本語教師」ということで、仕事目線で日本語教師を考察する内容となっておりますので、ご了承ください。
 また、本ブログでは、「日本語教師=日本語学校で働く」が前提となっていますので、その点もご了承いただけたらと思います。それでは、よろしくお願いします。

 前回の「授業のヒント(授業準備は大変)」9月18日では、初級の授業準備について、その場その場で一から考えると時間がかかってしまうので、場面などの設定をパターン化するといいですよ、私の場合は(身内の恥をさらすようですが)家族ネタ・友人・知人ネタで統一しているので、無駄な部分は考えないようにしています、というようなお話をしました。
 実は、採用面談の模擬授業で、この身内ネタをやって、不採用になってしまったことがあるのですが、それはまた別の機会にお話ししたいと思います。

 さて、今回は、中級文法の授業を例に、授業の効率化について書いてみたいと思います。まず、初級文法と中級文法の違いを一言で言うと、「日常生活で使うのか特定の場面で使うのか」ということになります(これはイメージしやすくするために、かなりざっくりとした言い方ですので、異論のある先生も多いとは思いますが、ご了承ください)。
 例えば、N2文型には「〜(よ)うではないか」というのがあるのですが、これは大まかに言いますと、政治家や社長のような特定のポジションの人間が大衆に向かって呼びかける文型です。なぜこのような文型がN2で取り上げられているのか分かりませんが、このように「特定の場面で」「特定の人物が」「特定の内容を」話すものを中級文法では取り扱います。
 これは、中級から上級に進むにしたがって、その度合いが強くなるのですが、いずれにしましても、使う場面が特定の条件に当てはまった場合にしか使わなくなる傾向がありますので、ある程度ジャンル区分ができるようになります。
 例えば、「〜際に」「〜に限り」「〜に関して」は、会社や公的な場面で使う場合が多いですし、登場人物も社員やお客様などといった場合が多いので、設定が非常に限られてきます。
 ですので、中級文法の場合は、あらかじめどの場面で使うのか、誰が話す文型なのかを区別しておけば、準備がしやすくなると思いますし、私の場合、中級文法を指導する場合には、授業の前に「いつ」「だれが」「なにを」「だれに」「どうして」話すのかをイメージして勉強するように伝えていますので、学生も教師も同じ目線で授業を進めることができるので、非常にやりやすいです(誰がはなしているのかな? とか、どこで、どうしてこんなことを話しているのかな? などと、クイズ形式で学生に質問ができるので、講義型にならず会話量が多くなって、楽しいです)。
 ということで、最初のうちは、この区分作業も大変だとは思いますが、慣れてくるとパターン化してきますし、何よりも、教師自身が整理しやすくなりますので、不意に学生から質問がきても、答えやすくなります。中級レベル以上になると、この不意な学生からの質問に対し、いかに分かりやすく具体的な例を用いて説明できるかが非常に重要になってきますが、その辺りは、また別の機会にお話ししたいと思います。

では、本日はここまでとなります。
ありがとうございました。










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